4月のおすすめ鉢物
母の日の贈り物として大人気!
「アジサイ」
分類:ユキノシタ科 落葉低木
華やかな品種が続々と登場し、ギフト用としても大人気の鉢花です!
アジサイは花の持ちがよく、観賞期間が長い花です。梅雨時に咲く花のイメージがありますが、3月になれば温室栽培の鉢物が出回り始めます。
徐々に花色が変化していく種類もありますので、微妙な色合いの変化を毎日ながめるのも面白いですよ。
豆知識
花の形には大きく分けて2タイプ、中央につぶつぶした形の小さな花があり、周りを色鮮やかな装飾花(そうしょくか)が囲んでいる「がく咲き」(写真上)タイプと、がく咲き品種から改良され、全体が装飾花になる「てまり咲き」(写真下)タイプがあります。
あじさいは「ハイドランジア」と呼ばれることがあります。これは日本のアジサイがヨーロッパで品種改良されて逆輸入されたものですが、現在は日本での品種改良も盛んです。従来の品種になかった豪華で高級感のある花はアジサイのイメージを一新させました。
アジサイの花は土壌が酸性であるとブルーに、アルカリ性であるとピンクやうす紫色になります。日本では酸性の土壌が多いので一般にブルー系品種の方が鮮やかに発色します。
この性質を利用し鉢物では用土と肥料を変えて、一つの品種をブルーやピンクに発色させています。
生産の様子
生産は6月の挿し木から始まり、育苗ポットに鉢上げされた苗は夏~冬までは露地で育てられます。気温が下がってくる10月下旬頃、伸びた枝の先端に花芽をつけます。冬まで露地に置かれるのは、一定期間の寒さに遭遇した後でないと春に花が咲かない性質を持っているためです。
自然条件下より早く咲かせて出荷するため、秋に花芽ができた後に冷蔵庫に入れ、人工的に寒さにあてる栽培方法もあります。40日ほど冷蔵した後、12月頃から暖房したハウスに移します。こうすることで3月の始めから花を咲かせることが可能になっています。
また、生産者は花色にあわせて用土を選び、肥料のやり方、かん水、温度管理などを工夫して高品質で色鮮やかなアジサイを生産しています。
家庭での管理の仕方
水をたくさん必要とします。不足するとすぐにしおれ始めるので、そうならないうちにたっぷり水を与えます。開花中は肥料は与えません。
日陰には強い方ですが、あまり光が不足すると花色が薄くなるので注意します。だだし、カシワバアジサイは日光に当てるようにしましょう。
花が終わったら、一回り大きい鉢に植え替えて屋外で管理します。
庭に地植えにするのも良いでしょう。なるべく直射日光の当たらない明るい場所を選びます。なお、植え替えた土のpH(酸度)が元の土と違うと花の色も変わってしまう場合があります。
来年もきれいな姿で咲かせるためには下の2節くらいを残してせん定します。注意することは、花が終わったらできるだけ早めにせん定することです。
秋以降にせん定すると、枝の先端にできた花芽を切り落としてしまうことになり、来年の花が咲かなくなります。
品種のいろいろ







4月のプレゼント

応募の締め切りは4月20日まで☆
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次回予告
来月は、花びらが重なり咲かせる花は可憐で、すっきりとした草姿と優しい香りが魅力の「ポットカーネーション」を紹介します!お楽しみに!!